DV支援者は恐ろしいね。

http://d.hatena.ne.jp/discour/20060913id:demianさんのコメントから。

その一方で具体的な支援に取り組むときはまず被害にあっている人をどうやって保護するか、加害をやめさせるかが先決ですので、凝り固まっていてはなどと言ってはいられないですね。交通事故現場で血を流している怪我人がいるのに「良く周りを見ないで歩いているから」なんて言ってる場合でないのと同様です。加害者のケアに取り組む人たちもいらっしゃるのですが、それはまず加害行動をストップさせて安全な距離まで引き離した後のことですよね。

DVの被害者は交通事故の被害者と違って、「数秒でも早くERに運び込め!」という緊急性は皆無なんだよね。

治療の緊急性と避難の緊急性を区別しなくていけない。
さもなくば上記のコメントに続けて記されている以下のような場合に、DV支援者はDVの加害者になってしまう。

高度なテクニックを使う加害者になると被害者を精神的に追い詰めて加害させて相手を悪者にしてしまいます。そのへんのことを注意しなくてはなりません。


DV支援者には、自分の正義を疑わない方が多いようで、DV被害者を救うためなら人権も法律も無視してしまうらしい。まさに、地獄への道は善意というレンガで敷き詰められている。という警句が現実になっているのだ。
DV支援者がDV加害者になっているという具体例は以下を。


DV冤罪と父子引き離しの悲惨な実態
http://takizawanor.seesaa.net/article/24643779.html

DV冤罪と闘う
http://plaza.rakuten.co.jp/yandk/


テレビドラマと違って、事件の加害者と被害者を第三者が見極めるのは極めて困難だ(凶悪事件の犯人は一見では普通の男女にしか見えない)。ちょっとした好き嫌いや雰囲気で安易な判断を下すDV支援者は、容易にDV加害者となり、他人の人権を蹂躙するファシストそのものだ。
ついでに性差別主義者でもある。
ドメスティックバイオレンスググると、女性の被害ばかりで男性の被害は無いことになっていることに驚く。
漫画「オバタリアン」や生命保険殺人を見れば、女性の暴力も男性と同等だと理解できそうなものなのだけれどね…。

http://kodansha.cplaza.ne.jp/broadcast/special/2002_05_08/content.html
「最近は妻にとって夫は所有物だという感覚が強くなっています。昔なら夫が妻を所有物だと思っていましたが、今は周りを見渡しても、男性が女性の所有物化しています。一般論では、結婚した時に夫は妻を母親として見るようになりますが、妻は夫のことを父親のように見ることはまずないんです。基本的に夫が心理面で妻に頼りきってしまい、夫は妻に頼りにされることはあまりない。夫が妻にべったりとくっつき、子供みたいになってしまう」
夫が妻に殺される根底には、夫の所有物化という心理状況があると精神科医和田秀樹氏は指摘する。

現在マスコミを騒がせている福岡の保険金殺人は、命を守るべき“白衣の天使”と呼ばれている看護師(「看護婦」「看護士」と性別で異なる医療従事者の名称を統一するため今年度より法律によって登場した呼称)仲間4人が、冷酷な手口で自らの夫などを殺害した事件である。当初は病死を装っていたのだが、グループ内の軋轢(あつれき)から「完全犯罪」がほころび、ここにきてようやく事件の概要が明らかになったものだ。

この事件の背景として、女性の社会進出というのも見逃すことができない。これまでの大黒柱の夫を立てるという経済的事情を背景とした倫理感はとっくに崩れてしまっているのだ。

「妻が経済的に夫に自分の全生活を頼っているのなら、旦那を殺すと元も子もない。しかし、自分も働いている、しかももっとお金がほしい。旦那は当てにならないとすれば、お金は生命保険と入れ替えで手に入れられる。保険金詐欺はすべきではないし、恥ずかしいことである、という認識が定着しない限り、ばれなければ良いという考えの下で、このような事件は続くんじゃないでしょうか」(前出・糸井氏)

「夫は保険金目当ての事件についてターゲットとして狙われやすい」と話すのは法務省法務総合研究所の主任研究官で、心理学者の小柳武氏である。
「大半の夫は妻よりも高い金額の生命保険に入っています。また、夫は妻がいきなり暴力を振るったりするはずがないと油断しているので、今回の事件でも別居中の夫は妻から呼び出され出かけている。この事件はほぼ完璧な完全犯罪で、犯罪手口などから発覚したのではなく、犯罪行為とは関係ない人間関係から発覚しただけです」

'01年度の離婚率は2.30と過去最高で、1分49秒に1組が別れている。夫婦の絆が希薄化していることはいうまでもない。そこに不況という社会背景が追い討ちをかけ、「カネ欲しさ」で簡単に夫が殺されてしまう時代なのである。夫婦としてどのような信頼関係を築いていくかを、我々もここはじっくり真剣に考えないと、「明日はわが身」である。

と、このように女性もパートナーに対して暴力をふるうわけで、DV支援者は男性を加害者扱いせずに、きちんと支援するように。
いつまでも時代遅れのフェミニズムを掲げていては、社会の害悪そのものになってしまうだろう。