小泉首相は現代の北条泰時

小泉首相は、現代の北条泰時です。

北条泰時が行ったことは以下のことです。
・朝廷の征夷大将軍なのに、挙兵して後鳥羽上皇の軍を撃破。
・京都占領。後鳥羽・順徳・土御門の三上皇を遠島へ島流し
立法権が無いのに、御成敗式目を発布。後に、庶民にまで広がる。
・蒙古襲来に対応できる国家体制を作り上げた。
・次の天皇として、後嵯峨天皇を擁立する。

反乱を起こして、天皇を追放して、新たな法律を定めた。立派な革命家です。ありがとうございました。
しかしながら、北条泰時は聖人君子のごとく、後の朝廷からも高く評価されています。
それは、なぜかと言えば、北条泰時が、当時の社会正義に従って行ったからです(弟・重時への手紙に残されている)。
だから、当時の社会正義に背いていた朝廷や上皇に逆らっても一般からは批判されなかったし、当時の社会正義に基づいた御成敗式目は広く受け入れられた。

小泉首相が行った一連の改革や政治手法が高く支持されたのも、それが現在の社会正義に合致していたからです。
現在の社会正義から外れていた制度を破壊し、現在の社会正義に合致したものに作り変えた。または、その切っ掛けを作った。それを行う正統性は、常に国民の支持と小泉首相の意志に基づいて行われた。

そして、小泉首相が行ったのは以下のことです。
自民党の総裁なのに自民党を壊す!宣言。
・総裁選挙勝利・国政選挙勝利。旧政治勢力を追放。
・政治のルールを官邸主導に変更。
・中国の脅威に対抗できる国家体制へ切り替えた。
・後継者を指名予定。有識者会議の女系天皇

織田信長は志半ばで死んでしまったわけで、その実績から鑑みるに、小泉首相は現代の北条泰時だと思うのです。
社会情勢も似ているしね。