一般人を辞めよう

http://d.hatena.ne.jp/fromdusktildawn/20061227/1167212479を読んで。

それによって、英語圏の産業集積は、ますます価値を増大させ、日本という言語の壁のなかに閉じこめられた日本の産業集積の力は、相対的に衰退していく。

翻訳機を使うか、通訳を雇えば済むこと。

それに、世界が英語で統一されるということは、思考もそちらに縛られるということ。そうなれば日本語の壁は逆に武器となる。今もなってるけど。

そして、(2)の「供給を制約することができるもの」とは、ネットワーク外部性や特許やブランドによって、「独占」することのできるものだ。

つまり、ウィンドウズとかワードとかエクセルとかインテルCPUとかイーベイとか、タミフルとか、プロザックとか、ゲノム創薬とかルイヴィトンとかナイキとかだ。

制限できるからと言って、制限はできないよね。商品を売らなければ会社は倒産しちゃう(w

うまく立ち回って、つまらないプロジェクトからは、逃げ回り、スジのいい一つのプロジェクトだけに専念しよう。

そこでじっくりと納得のいくまでいい仕事をし、自分のスキルを磨き上げ、顧客やエンドユーザの喜ぶ顔を見よう。

これをやりたければ、自分でビジネスを立ち上げれば良い。

そうしてスキルと人脈をためると同時に、500万円もらって200万円貯金する暮らしを3年続ければ、

貯金も600万円になる。

そうすると、会社との交渉で、優位に立てるのだ。

立てません。会社はあなたの貯金の額なんてキニシナイ!

ていうか、せっかく貯めたお金を再就職支援に使うなんて莫迦みたい。

何しろ、二年は遊んで暮らせるだけの貯金があるのだ。

交渉の際、足下をみられる心配はない。

十分な余裕を持って、上手に立ち回ることができるはずだ。

貯金が多ければ会社に足下を見られずに済むというのは被害妄想。
「なるほど、君には貯金が無い。つまり安い給与でも働いてくれるというわけだ。はははは!」なんて言う人事はいないと思うけど…。


スキルや人脈にしても、ただでは身につけられない。それなりに価値のある人脈の維持は特に手間と金がかかる。

桁違いに有能だというわけでもない一般人がとるべきもっとも効果的な戦略とは、

一般人を辞めること。
自分の中の比較優位を見つけ出し、その優位を生かすように行動する。

つまり、日本人の多くは「日本人である」ことを優位に生かすように行動すればよいのだ。
日本が終わっても、日本人は終わらないのです。