ジェンダーフリー論よりも神話を読もう。

ジェンダーフリーが胡散臭いのは、「性別」という人間の属性を人間の身体から離して議論しているから。

何でもかんでも二項対立にすることが「分析」だの「学問」だのと誉められたマルクス主義の残滓ですね。
ジェンダー思想はマルクス思想の変奏曲にすぎない。
そんな古いものを押しつけようとしているから、嫌われ、批判される。
バックラッシュ? 新しい重機動メカですか?

生きている男女というのは豊かで複雑なものです。それを処理できない、感性や感覚の貧困な人がジェンダーやら人権やらのブサヨク運動にはまって行く…。


二項対立で現実を解釈するのは、ただの害悪にしかならない。


男と女、作ったものと作られたもの。人間と自然。二元性を持つ観念や現象は数多くありますが、人類はそれらを調和するものとして捕らえ、社会や道徳を形作るための道具として整えてきた。それが神話。


マルクス思想が滅び行く今、古代から人類を支えてきた数多くの神話を読んでおくことが、これからの時代に対応するための準備になる。
バビロンより新しいものは無い。人間がどのように生きればよいのかは、神話のなかに類型としてあります。

迷ったときに、これから迷うかもしれないときに、神話を読んでおくと役に立つ。